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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2019年10月29日のヘッドライン

  • 抗潰瘍薬から発がん物質検出、自主回収へ <大原薬品工業>
    大原薬品は10月23日、抗潰瘍薬・ニザチジンを自主回収すると発表した。発がん性物質が管理基準を超えて検出されたため。厚労省医薬生活衛生局安全対策課と監視指導・麻薬対策課が9月17日付で発出した事務連絡「ラニチジン塩酸塩等における発がん性物質に関する分析について(依頼)」では、ラニチジンと類似の化学構造を有するニザチジンも分析対象となっていた。
    ◎参考サイト:事務連絡 ラニチジン塩酸塩における発がん物質の検出に対する対応について(PDF)
    ◎参考サイト:自主回収(クラスⅠ)のお知らせ ニザチジンカプセル 75 ㎎「オーハラ」 ニザチジンカプセル 150 ㎎「オーハラ」(PDF)

  • 厚労省・公的病院再編統合の実名公表に反発続出
    厚労省は9月26日、再編統合が必要な公的病院の実名を公表(10月4日既報)したが、反発する声が挙がっている。10月17日に福岡市で行われた九州・沖縄地区での意見交換会では、病院事務長などの出席者から公表データの撤回を求める声が出た。23日、仙台市での東北地区の意見交換会でも職員や患者に不安や混乱が広がっていることへの不満が出され、厚労省は「公表の仕方が唐突だった」と謝罪した。

(公開日 : 2019年10月29日)