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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年6月26日のヘッドライン

  • 備えよ次に。専門家会議廃止
    法的根拠なかった、と。会議トップ知らぬ間に政府発表。
    国民にも説明無しのドタバタ。

  • 一般市民の6割超が新型コロナ収束後もオンライン診療に前向き <三菱総合研究所・医療情報システム開発センター>
    三菱総合研究所と医療情報システム開発センターは6月12日、新型コロナ感染拡大による健康管理意識や医療機関への受診行動への変化を調査した「個人の健康管理や医療機関の受診に関する意識調査(Webアンケート)」の結果を公表した。調査は、4月30日に実施され、全国の15歳以上の2,578人から回答を得たもの。それによると、通院していた1,043人のうち、新型コロナ感染拡大により通院を延期または中断した人は22%で、理由として「コロナ感染が怖いから」が62%を占めた。一方、通院を続けている人は75.1%で、「自分の疾患は通院して受診する必要があるため」(48.4%)、「受診している医療機関がオンライン診療に対応していない」(29.5%)などが理由に上がった。また、オンライン診療で受診しているとの回答は3%に留まったものの、今後希望する受診方法については、63.2%がオンライン診療の選択に前向きな回答だった。
    ◎参考サイト:プレスリリース 

  • 糖尿病治療薬メトホルミン、血糖値下げるメカニズムは「便の中に排泄」か <神戸大学>
    神戸大学の研究チームは6月3日、糖尿病治療薬メトホルミンが「便の中にブドウ糖を排泄させる」作用があるとする研究成果を公表した。ブドウ糖の類似物質(FDG)が体内でどのような動きを示すかについて、最新の放射線診断装置PET-MRIを用いた生体イメージングで調べ、明らかとなった。メトホルミンを服用する糖尿病患者と服用していない糖尿病患者で比較検討した結果、「腸の壁」への集積には、両者で差がみられなかったが、回腸から先の「腸の中(便やその他の内容物)」では、メトホルミン服用患者で顕著に集積した。これは、メトホルミンが血液中のブドウ糖を便の中に排泄させることを意味する。これまでは、メトホルミンが血糖値を下げるメカニズムについて、はっきりと分かっておらず、「腸の壁」に集積させていると考えられていた。
    ◎参考サイト:プレスリリース 

(公開日 : 2020年06月26日)