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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年9月23日のヘッドライン

  • 備えよ次に。アビガン巻き返しに挑戦
    データ収集完了、富士フィルムホールデイングス発表。
    承認申請へ。

  • 使用済みマスクなど宿泊療養施設におけるごみは感染性廃棄物に該当せず、ただし感染対策は重要 <環境省>
    環境省は9月7日、「廃棄物に関する新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を公表、新型コロナ陽性者などが使用したマスクなどの廃棄区分を施設別に示した。宿泊療養施設では、医師等が医業等を行う場所でないため廃棄物処理法上の感染性廃棄物としての処理を義務付けられないと明記。廃棄区分を一般廃棄物・産業廃棄物とした。そのうえで、廃棄物に直接触れない、ごみ袋はいっぱいになる前にしっかり封を縛る、廃棄物を捨てた後は石けんなどで手洗いをするなどの感染対策を講じることが重要とした。より慎重な対策として感染性廃棄物に準じた処理をすることについても、処理がひっ迫することでかえって公衆衛生上のリスクが高まる可能性があると指摘、周辺の廃棄物処理体制の状況を考慮した上で合理的に判断する必要があるとした。
    ◎参考サイト:「廃棄物に関する新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」について(通知)【PDF】
    ◎参考サイト:廃棄物に関する新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン【PDF】

  • 新型コロナ重症者に対する治療薬、アビガンが最多で約8割 <全国医学部長病院長会議>
    全国医学部長病院長会議(AJMC)は、7月31日までに行われた新型コロナウイルス感染症の重症症例に対する治療法や治療成績などについて調べ、先ごろ結果を公表した。調査は、AJMC会員の全82国公私立病院より回答を得たもの。それによると、治療薬としてもっとも多く使用されたのはアビガン(一般名:ファビピラビル)で、総重症症例数487例のうち77.62%にあたる378例で投与され、うち軽快は275例(72.75%)、死亡は74例(19.58%)だった。国内で唯一、治療薬として承認されているベルクリー(一般名:レムデシビル)の使用は、54例(11%)に留まり、うち軽快は31例(57.41%)、死亡は8例(14.81%)だった。なお、全体の死亡割合は20.1%だった。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症における重症症例に対する治療実態調査結果【PDF】

(公開日 : 2020年09月23日)