オベリスク F/U
会員制倶楽部オベリスク フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2020年9月24日のヘッドライン
- 備えよ次に。水際対策大幅緩和
内外ともに経済活動重視モードへ。
経済優先の先輩 欧州では、再び感染拡大。 - 「ロコモ度テスト」 専門医による診療が推奨される “ロコモ度3”を新たに追加<日本整形外科学会>
日本整形外科学会は9月10日、ロコモティブシンドロームの臨床判断値に新たな段階を追加したと発表した。ロコモの進行状況はこれまで、下肢筋力、歩幅、身体状態・生活状況の3項目からなる「ロコモ度テスト」の判定値として、「移動機能低下が始まっている状態」とする“ロコモ度1”、「移動機能低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている状態」とする“ロコモ度2”の2区分だった。今回新たに「社会参加に支障をきたしている段階」として“ロコモ度3”を位置づけた。同学会は、ロコモ度3と判定された場合、運動器疾患の治療が必要になっている可能性があると指摘、整形外科専門医による診療を勧めるとした。
◎参考サイト:ロコモ度を判定する「臨床判断値」に「ロコモ度 3」を追加 【PDF】 - 外気温、日照時間の長さなどが新型コロナ感染拡大と関連 <近畿大学>
8月12日、近畿大学環境医学・行動科学准教授の東賢一氏らは、国内28地域における新型コロナウイルスの感染状況と気象データおよび大気汚染データを解析した結果を発表した。
その結果、新型コロナウイルス感染拡大と日照時間の長さとの間に有意な正相関がみられた。また、期間中の平均気温、平均最低気温とも有意な関連が認められた。これまでの研究では、温度が上がるとウイルスの生存率が低下することが報告されているが、東氏らは今回の結果について「外気温が感染拡大に直接的に関与しているのではなく、暖かく晴れた日に人の活動が活発化することが影響しているのではないか」と分析。新型コロナウイルスが季節性を有する可能性は低いと結論付け、「年間を通して感染リスクがあることから、医療体制の整備や生活、行動様式の変化が求められるだろう」としている。
◎参考サイト:近畿大学 ニュースリリース
(公開日 : 2020年09月24日)