2021年1月18日のヘッドライン

• 備えよ、次に。Withコロナ、通常国会召集、感染症法罰則付入院義務化も審議予定
  一方でコロナ自宅療養者３万人超。
  政府、二律背反 矛盾なき法制化に挑戦。


• 医療法人、2019年度は人件費率、医療材料費率の上昇で、利益率低下　＜福祉医療機構＞
  福祉医療機構は1月6日、「2019年度決算 医療法人の経営分析参考指標の概要について」を公表した。同機構の融資先1,214法人の財務諸表等を分析したところ、事業収益体事業利益率は前年度比0.2ポイント減の2.0％だった。その理由として同機構では、人件費率と医療材料費率の上昇を挙げている。従事者1人当たりの人件費は534万9,000円で前年度から4万6,000円上昇、それに伴い人件費率も0.1ポイント増の58.2％となった。医療材料費率は0.1ポイント増の12.0％となっている。
  ◎参考サイト：2019年度（令和元年度）決算 医療法人の経営分析参考指標の概要について【PDF】
  ◎参考サイト：≪経営分析参考指標≫ 2019年度決算分-医療法人の概要-【PDF】


• N95マスクの再利用手法を開発　＜東大研究グループ＞
  東大生産技術研究所の杉原加織講師らの研究グループは昨年12月17日、N95マスクの再利用手法を開発したと発表した。N95マスクは、ポリプロピレンフィルターに帯電した静電気により飛沫をとらえるが、アルコール噴霧や洗浄、煮沸、オートクレーブなどのウイルス不活化手法は静電気を減少させ、そのままでは再利用できない。杉原講師らは、洗浄済みのマスクに、「ヴァンデグラフ起電機」と呼ばれる装置で静電気をリチャージし、ほぼ完全に失われた静電気が復活することを発見した。ヴァンデグラフ起電機とは、科学博物館などで静電気のデモで利用される、安価かつ安全な装置。杉原講師らは、この結果について、「N95マスクを含め、ポリプロピレンフィルターの再利用の可能性を示唆するもの」としている。
  ◎参考サイト：プレスリリース