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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年2月19日のヘッドライン

  • 備えよ、次に。Withコロナ、英国ワクチン開発新段階へ
    意図的感染者90人を24時間体制で観察、データ取得。
    ワクチン素材物質等の投与で免疫システムの反応なども調査。
    「ヒューマン・チャレンジ」研究と命名。

  • コロナ宿泊療養施設での体制整備を、田村厚労相に要望 <日本看護協会・日本看護連盟>
    日本看護協会と日本看護連盟は2月3日、新型コロナウイルス感染症の軽症者に係る宿泊施設での体制整備に関する要望書を、田村厚労相宛てに提出した。
    要望書は、初期の重症度や併存疾患の有無にかかわらず、感染者の病状が急速に悪化する症例が報告されていることなどを踏まえ、6つの領域にわたる体制整備を列挙。たとえば「療養者への対応のための業務指針の提示」では、看護職員が重症化を早期に発見するための観察の項目や頻度、急変時の応急対応などの指針づくりを求めた。またこの指針に従って役割を遂行するために必要となる人員数を明確に示すことも求めている。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養施設における体制整備に関する要望【PDF】

  • 新型コロナ肺炎患者の重症化、看護量を予測するAIの共同研究を開始 <東京医科歯科大・富士通>
    2月2日、東京医科歯科大学と富士通株式会社は、新型コロナウイルス肺炎患者の重症化や看護業務量などの予測を行うAIの有効性を検証する共同研究を、同日開始したことを発表した。
    共同研究では、①エックス線写真から肺炎罹患状況を判定するAI、②診療情報に基づき重症化を予測するAI、③重症化予測データを基に、治療の進展に伴う看護師の業務量を予測するAI――という3つのAIを活用する。
    ②の重症化予測AIは、過去に重症化した患者の血液検査結果や病歴などの診療情報をAIに学習させ、肺炎の病状がどのように変化していくかを予測・可視化するというもの。③の看護料を数値化するAIは、病床の移動、治療行為などを事前に学習したAIが、②の重症化予測AIと連携し、看護業務量の増減を予測する。これにより、事前予測が難しい患者の病状変化に応じた適切な看護の提供と患者の病床移動スケジュールなどの病床管理を支援するという。共同研究は本年9月30日まで行われる。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年02月19日)
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