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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年4月27日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン、Postコロナ、ワクチン接種率ブービー韓国。
    ロシア製ワクチン(スプートニクV)に強い関心。 文大統領調査指示。自治体でも賛否両論。

  • 妊娠中の運動が子の肥満を防ぐ分子メカニズムを解明 <東北大・理研・金沢医大>
    4月6日、東北大学は同大学際科学フロンティア研究所と理化学研究所、金沢医科大学の共同研究グループが、妊娠期の運動が子の肥満や糖尿病を防ぐ分子メカニズムを解明したと発表した。研究では、妊娠中の運動が、マウスとヒトの胎盤でスーパーオキシドジスムターゼ 3(Superoxide dismutase 3; SOD3)の発現を増加させ、この胎盤由来の SOD3 が、母体内で胎子の肝臓に働きかけ、主要な糖代謝遺伝子の発現を増加、肝機能を改善させていたことが確認された。さらに胎盤からの SOD3 発現には、運動によるビタミンD受容体シグナルが必要であることも突き止めた。研究グループではまた、日常の活動レベルが高いヒト妊婦では血中と胎盤で SOD3 の量が上昇しており、妊娠期運動効能のマーカーとしてSOD3が利用できることが示唆されたとしている。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

  • スギ花粉症患者、鼻汁の鉛濃度が健常者より40%高い <名大・福井大>
    名古屋大学は3月30日、スギ花粉飛散時期においてスギ花粉症患者の鼻腔内では鉛濃度が高く、それが鼻症状を増悪させている可能性を示す研究成果を公表した。スギ花粉症患者と健常者の鼻症状アンケートと被験者の鼻汁の採取とともに、その期間のスギ花粉飛散数を継続的に測定。次に、市販のスギ花粉とヒトサンプルに含まれている鉛・水銀・カドミウム等を測定した。その結果、スギ花粉症患者の鼻汁の鉛濃度は、健常者と比較し40%以上も高く、この鼻汁鉛濃度の増加が、スギ花粉症の鼻症状の増悪と相関する可能性を突き止めたとしている。また、スギ花粉の飛散数と鼻汁鉛濃度の相関関係から、鼻汁に含まれる鉛の一部はスギ花粉由来である可能性も示されたという。アレルギー性鼻炎モデルマウスを用いた動物実験で鼻汁鉛濃度の増加が鼻アレルギー症状を悪化させることも確認された。研究は、同大学院医学系研究科と福井大学医学部耳鼻咽喉科の共同研究グループによって行われた。
    ◎参考サイト:研究教育成果情報【PDF】

(公開日 : 2021年04月27日)
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