新時代のリスクマネジメントを考える十ヵ条シリーズ No.16

倶楽部オベリスク(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。

[RMG10]No.16 デジタルリスクマネージャーの“他山の石”を考えるヒント十ヵ条

(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 塚田智 


新時代のリスクマネジメントを考える十ヵ条シリーズ(RMG10)とは

世の中はICT社会化が加速しており、産業革命以来の大変革の時代という人もいます。個人情報を多く扱う医療機関は、これまで誰も考えたことがない程のICTリスクにさらされます。リスク対策に必要なことは前もって「考える」こと。倶楽部オベリスクのeアカデミアコースでは”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。当サイトではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非倶楽部オベリスクのeアカデミアコースへご加入ください。


1.“他山の石”とは、本来「自分の人格を磨くのに役立つ他人のよくない言行や出来事」のことを云う。ここでは自分のスキルやリテラシーを学ぶ意味で使う。
他山の石は、2020年10月に発生した東京証券取引所(東証)のシステム障害(以下本件障害)である。


2.本件障害の経緯は、日本取引所グループのWEBサイトに報告書が公表されている。
本件障害の着眼点は次の3点である。

  1. (1)障害対策済の共有ディスクのメモリーで障害が発生したこと。
  2. (2)本件障害で東証の取引が終日停止したこと。
  3. (3)障害発生の責任を取って、東証の社長が辞任したこと。

3.証券取引のシステムは、医療機関のそれとは組織のネットワークもシステムの中身も規模が違う。それ故、参考にならないと考える人もいるかもしれないが、多くの共通点もある。以下着眼点にもとづき順次検討していこう。デジタルリスクマネージャーにとっては学習と情報の宝庫である。


4.本件障害の発端は、、・・・続きをご覧になりたい方は「倶楽部オベリスク」のeアカデミアコースにご入会下さい。

(公開日 : 2021年05月20日)
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