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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年7月14日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。Postコロナ。ワクチン、災害、五輪、浮足立つ日本。
    英国やイスラエルは3回目接種を検討。
    わが国ではインフルエンザワクチン指針の明示が先。昨年流行せず低免疫状態。

  • COVID-19診療の手引きを改訂 <厚生労働省>
    厚生労働省は7月5日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」を公表した。今回の改訂では、デルタ株への記述を拡充したほか、重症度マーカーとしてTARCに関する記述を追加。酸素投与を必要とする重症化に至る患者では、発症初期から重症化するまでの期間、TARCが低値を示すことを踏まえ、「陽性患者を対象に1回測定することで、重症化する患者を特定できる可能性がある。ただし、重要化するタイミングを予測できないことに留意すること」とした。TARCについては、厚労省がCOVID-19重症化リスクの判定補助として、保険診療として認めている(6月25日既報)。5.1版ではそのほか、ワクチン接種後の血小板減少症を伴う血栓症(TTS)や患者急増の際の入院優先度判断の考え方などが追加された。また、有効性を認めなかった薬剤にカモスタットが追加されている。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版【PDF】
    ◎参考サイト:改訂ポイント 診療の手引き第5.1版【PDF】

  • 新型コロナワクチン職域接種、申請受理済みでも6割以上がワクチン配送未定 <日本医師会調べ>
    日本医師会の神村裕子常任理事は7月7日の定例記者会見で、「日本医師会新型コロナワクチン接種人材確保相談窓口」の問い合わせフォームにアクセスした企業・団体約600件を対象に実施した現状調査の結果について報告した。調査期間は6月29日~7月2日で、243件から回答を得た。まず、「職域接種申請を済ませたか」との質問には、140件が申請済みと回答、うち受理されたのは99件。残りの41件は厚労省からの連絡待ちであるが、受理の状況は不明となっている。
    受理済99件のワクチンの配送期日については、「申請どおりの期日に配送が見込まれると連絡あり」が28件、「申請した期日よりも遅れると連絡あり」が6件、「配送期日は未定と連絡あり」が29件、「全く連絡がない」が36件で、「未定との連絡」と「全く連絡があに」が65.6%に上った。同常任理事は「職域接種申請が受理されたものの、ワクチンがいつ、どれだけ届くのかについて厚労省からの連絡がなくスケジュールが確定できない他、職域接種実施の可否そのものが不透明となっているため、企業や団体間に困惑が広がっている様子が伺える」とするとともに、こうした状態が、医師や看護師など、接種に協力する意思を示していた担い手についても、日程の再調整が必要となるなどの影響を及ぼしていることに危惧を示した。
    ◎参考サイト:日医on-line

(公開日 : 2021年07月14日)
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