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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年7月28日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン。考えよう、Postコロナ。高齢者以外の成人(11歳までの子供を除く)のコロナワクチン2回接種者数約830万人。
    接種対象者約7,800万人の1割を超える。高齢者を含んだ2回目接種率は25%超に。
    アメリカでは接種率50%を前に足踏み状態。感染者数急増に、緩和政策転換の自治体も。

  • 新型コロナ中和抗体薬の配分先を限定 <厚生労働省>
    新型コロナウイルス感染症の治療に使用される中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」(販売名:ロナプリーブ点滴静注セット300、ロナプリーブ点滴静注セット1332)の配分対象について厚生労働省は、当分の間、投与対象者(重症化リスクのある者として入院治療を要する者)を入院患者として受け入れている病院又は有床診療所に限定することを、7月20日付の事務連絡で示した。同剤は7月19日に特例承認されたが、安定的な供給が難しいことから、厚労省が所有した上で、対象となる患者が発生した医療機関からの依頼に基づき、無償で譲渡することとされた。事務連絡ではこの趣旨を踏まえ、必要以上の配分依頼、在庫の確保、投与対象者以外への投与及び対象医療機関以外での使用は控えるよう呼び掛けている。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」の医療機関への配分について(依頼)【PDF】

  • 新型コロナ感染者の大半が、変異株への中和抗体を保有 <神戸大学>
    神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター臨床ウイルス学分野の森康子教授らの研究グループは7月13日、新型コロナウイルス感染者の大半が、変異株の中和抗体を保有しているとの研究結果を発表した。兵庫県立加古川医療センターとの共同研究の下、第1波から第4波におけるさまざまな重症度の新型コロナウイルス感染症の患者血清中における中和抗体を定量的に調べた結果、すべての患者血清において、英国型(アルファ株)に対して従来型と同等の中和抗体価を認め、ブラジル型(ガンマ株)および南アフリカ型(ベータ株)に対しても、抗体価は低いもののほとんどの患者が中和抗体を持っていたという。この結果について同センターでは「COVID-19回復者は、他の変異型への再感染あるいは重症化リスクも低い可能性が示唆される」としながらも、「中和抗体価がどれくらいあると再感染が防げるか、重症化を抑えることができるのかを示す直接的なデータはないため、今後追跡していく必要がある」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年07月28日)
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