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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年11月29日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。緊急にブースター接種間隔6ヶ月の通常ルール化を。
    オミクロンのブレークスルー感染予防対策は立派な理由。
    新型コロナワクチン接種者は微増。国民完済者率は76.5%。
    インフルエンザ感染者数は累計129人(11月21日時点・厚労省発表)
    ———————————————————–
    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • オンライン診療の初診、患者情報がない場合は「診療前相談」 <厚労省案>
    厚生労働省は11月10日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」を開催、初診からのオンライン診療の取扱いについて議論した。厚労省では、オンライン診療の初診について、①かかりつけの医師に受診する、②かかりつけの医師に準ずる一定の情報を持つ医師に受診する、③患者情報を持たない医師に受診する(①②以外)――の3つの場合に整理。①②はオンライン診療可能、③については、オンライン診療に先立ち、オンラインによる「診療前相談」を行うとの考えを示した。診療前相談では、医師が症状や医学的情報を確認したうえで、医師・患者双方が互いに同意してはじめてオンライン診療に進むことができる。
    ◎参考サイト:第18回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会

  • 脂質異常症および関連疾患に有効なワクチン治療薬を開発 <熊本大学>
    熊本大学は11月17日、大学院生命科学研究部の尾池雄一教授らの研究グループが、脂質異常症に有効なワクチン治療薬を開発したと発表した。研究グループは、脂質異常症の増悪に関係するタンパク質「ANGPTL3」のアミノ酸配列から3カ所のペプチドを選択、各ペプチドから3種のワクチンを作成し、モデルマウスに投与した。結果、その中の一つが液性免疫を誘導し「ANGPL3」機能を抑制する中和抗体を産生、過食/肥満関連性の脂質異常症および脂肪肝、家族性高コレステロール血症マウスモデルで改善効果を示したという。このワクチンの効果が6カ月程度持続することも確認された。「ANGPTL3」を標的とするバイオ医薬品の開発は世界的に行われているところだが、ペプチドワクチンはバイオ医薬品より安価に製造できる。研究グループでは今回のワクチンについて、「脂質異常症および動脈硬化や脂質異常症関連疾患に対する新規治療オプションの一つとして期待される」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年11月29日)
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