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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2022年5月20日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。水際作戦、ウィズコロナで更なる緩和へ。相手国を3段階区分、それぞれ別要件に。
    一日当たり3回目接種者は22万人。累計者数は71,977,517人。接種率56.8%。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 「スーパー中和抗体」新型コロナウイルスの多種の変異株への有効性を確認<富山大>
    富山大学は5月12日、同大が昨年、コロナ重症患者のうち、特に強い中和抗体を持つ人の血液を基に人工的につくった抗体が、新型コロナウイルスの多種の変異株に対し有効であることを動物実験で確認したと発表した。この「スーパー中和抗体」は、動物実験で、野生株(武漢で最初に発見された SARS-CoV-2ウイルスの原型)、アルファ株、ベータ株、ガンマ株、カッパ株、デルタ株、エプシロン株、オミクロン株の感染を防御できる治療薬となり得ることが確認されたという。また、今後出現する変異株にも効果が期待できるといい、重症化を防ぐ治療薬として実用化を目指す。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

  • AI技術を用いてMCI患者のアルツハイマー病進行を予測 <国立精神・神経医療研究センター>
    4月13日、国立精神・神経医療研究センターは、富士フィルムが写真・医療分野で培った高度な画像認識技術を応用して確立したアルツハイマー病の進行予測AI技術(以下、AD進行予測AI技術)を用いて、2年以内に軽度認知障害(MCI)患者がADへ進行するかどうかを84~88%の精度で予測することに成功したことを発表した。
    研究では、異なる人種の2つの患者集団(北米人、日本人)のデータベースにAD進行予測AI技術を適用し予測した。AD進行予測AI技術は、MRI画像や認知能力スコアなど、複数の臨床情報をもとに予測するという。
    AD進行予測AI技術は、ADの診断・治療・予防を行うものではないが、今後はこのアルゴリズムをADの新薬開発や治験、AD以外の様々な精神・神経疾患の脳画像や臨床データに応用し、予後や治療反応性の予測にもつなげていくとしている。
    ◎参考サイト:国立精神・神経医療研究センタープレスリリース

(公開日 : 2022年05月20日)
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