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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年9月12日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。新発行の10年国債金利0.705%に。
日銀大規模金融緩和政策変更か。住宅ローン金利や生保配当金上昇か。
金融機関からの借入金利よりも上昇の可能性。円相場への影響は不透明。
- 循環器疾患死、パンデミックで増加トレンドに転じた可能性 <国がん>
国立がん研究センターは8月31日、人口動態統計(全数調査)の死亡データを精査し、1995年~2021年までの年齢調整死亡率を死因ごとに分析した結果を公表した。それによると、2021年の全死因年齢調整死亡率は、前年比2.2%増(男性2.1%増、女性2.2%増)であり、東日本大震災の影響を受けた2011年以来10年ぶりに前年と比較して増加した。その要因を分析したところ、COVID-19、老衰、循環器疾患(特に心疾患)の死亡率増加が指摘された。一方で、がん(悪性新生物)、肺炎、不慮の事故はパンデミック期以前(2019年以前)からの減少トレンドに変化はないことが明らかになった。この結果について同センターでは、がんの年齢調整死亡率に、パンデミック期における治療の先延ばしやがん検診の受診抑制などの影響が顕在化するまでにはタイムラグがある可能性があり、引き続き注視する必要があるとしている。一方で循環器疾患(特に心疾患)はCOVID-19のパンデミック期以前(2019年以前)からの減少トレンドが2021年に増加に転じた可能性が示唆された。さらに、老衰や主要死因に分類されない死因の増加は、医療施設以外の場所での死亡の増加などCOVID-19のパンデミックによる死亡診断への影響を受けた結果である可能性が考えられる、としている。
◎参考サイト:研究トピックス
- 更年期障害の基礎知識と対策をまとめた小冊子を発刊 <日本医師会>
日本医師会では9月1日、一般向けの小冊子『女性がいきいき生きるコツ』を制作したと発表した。更年期や更年期障害に関する基本知識やその対策を簡潔にまとめたもので、監修は、対馬ルリ子氏(女性ライフクリニック銀座・新宿 理事長、産婦人科医師・医学博士)が務めている。制作を記念して、現在、希望者へのプレゼントも実施中(1人/1医療機関1回のみ、上限10冊)。冊子のPDFデータも公開されている。日医では女性だけでなく男性にも読んでもらい、更年期障害への理解を深めてほしいとしている。
◎参考サイト:日医on-line
◎参考サイト:国民のみなさまへ(PDFも掲載)
(公開日 : 2023年09月12日)