オベリスク F/U NO.73

会員制倶楽部オベリスク フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2019年10月23日のヘッドライン

  • 2020年度改定 ポリファーマシー対策評価などを要望 <日病協>
    公私の病院団体で構成する日本病院団体連絡協議会(日病協)は10月4日、2020年度診療報酬改定に向けた要望書を厚生労働省に提出した。要望は、「多職種協働」「医療機関の機能分化・連携強化」「救急医療体制評価」「医療従事者の働き方改革支援」「医療版ICT推進と診療報酬体系や基準届出・保険請求業務の簡素化」の5項目からなっている。 病院薬剤師と調剤薬局などとの連携などポリファーマシー対策の取り組みも盛り込まれている。

  • 全世代型社会保障改革に向けた日医の考えを説明 <日医・横倉会長>
    日本医師会 横倉義武会長は10月9日、自由民主党の「人生100年時代戦略本部」に出席し、全世代型社会保障改革に向けた日医の考え方について、①予防の推進、②地域に根ざした医療提供体制の確立、③全世代型社会保障改革に向けて――の3つに分けて説明した。
    ②に関しては、導入が検討されている「外来受診時定額負担の問題」についても言及。「財政的に支えられないからと言って、ルールを変え、患者に負担を求めることは、国民皆保険の理念にも反する」として、「容認できない」と述べた。③では、所得や金融資産の多寡に応じた負担を考えるよう求めたほか、公助については、消費税一本足打法からの脱却として、死亡した場合の税のあり方や、内部留保を賃金や設備に回すようなインセンティブとしての課税を設けることを提案した。
    その上で、横倉会長は、改めて、人生100年時代に向けては、社会保障の充実によって国民不安を解消することが重要だと強調。日医の考えに対する理解とその実現に向けた協力を求めた。
    ◎参考サイト:日医オンライン プレスリリース

(公開日 : 2019年10月23日)