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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2020年6月2日のヘッドライン
- 備えよ次に―唾液PCR検査、本日から容認へ
厚労省方針固める。
最前線医師・医療スタッフの負担軽減。 - アビガンの観察研究で中間報告 <藤田医科大学>
藤田医科大学は5月26日、アビガン(一般名:ファビピラビル)を新型コロナウイルス感染症患者に投与する観察研究の中間報告(5月15日時点)を公表した。2,158例を解析した結果、症状が改善した患者の割合は、投与から7日後の段階で軽症、中等症で約7割、人工呼吸器が必要な重症患者では約4割だった。アビガンとの因果関係が疑われる有害事象としては、尿酸値上昇または高尿酸血症、肝障害または肝臓機能酵素上昇などが報告された。中間報告ではこれら有害事象について「抗インフルエンザ薬としての開発時に行われた臨床試験や治験での知見から予測されるもの」としている。
◎参考サイト:中間報告(日本感染症学会サイト)※PDF - 墨東病院、院内感染はカンファレンス等が原因か クラスター対策班の調査で <都病院経営本部>
東京都病院経営本部は5月15日、都立墨東病院で医師や看護師らが新型コロナウイルスに感染した問題に関する厚生労働省クラスター対策班の調査結果の概要や助言を公表した。その中で対策班は、院内へのウイルスの流入経路は不明ながらも、感染症専用病棟から流入した可能性は極めて低いとしたうえで、「同一チーム内での接触・飛沫感染、カンファレンス、休憩室内で会話しながらの食事等が考えられる」との見解を示した。また、「市中からの紛れ込みは今後も想定される」とした上で、「発症者の早期探知と早期隔離」や「病棟横断的なスタッフが混在する休憩室の環境、使用状況の見直し」などの対策が必要としている。
◎参考サイト:厚生労働省クラスター対策班による助言等の概要 ※PDF
(公開日 : 2020年06月02日)