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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年6月11日のヘッドライン

  • 備えよ次に。給付金業務だけではなく、貸付金業務にも遅れ
    保証協会審査等で。医療機関、細る資金の流れ。
    6月末に重大危機。

  • 加古川医療センター 新型コロナ抗体検査で医療従事者全員が陰性<神戸大学>
    神戸大学の研究グループは5月25日、兵庫県立加古川医療センターにおける医療従事者の新型コロナウイルスに対するIgG抗体検査の結果、対象者全員が陰性だったと発表した。5月上旬、合計509人から血清を採取、新型コロナ患者との接触から血清採取までの平均期間は23日だった。同センターは、国の「第1種感染症指定病院」、県の「新型コロナウイルス感染症拠点病院」として3月11日から、重症者を中心に新型コロナ患者の受け入れを開始している。今回の結果について研究チームは、「適切な予防を行うことにより、患者から医療従事者へのウイルス感染を防ぎ得ることを示した所見であり、世界中の医療従事者を大いに勇気づけるもの」としている。
    ◎参考サイト:神戸大学プレスリリース

  • 糖尿病患者由来のiPS細胞を用い動脈硬化を抑える因子を発見 <東北大>
    東北大学の研究チームは5月15日、糖尿病の合併症として起きる動脈硬化を抑える細胞内の酵素を、iPS細胞を使って特定したと発表した。糖尿病患者のうち⼼⾎管疾患を持つ患者・持たない患者それぞれのiPS細胞から作製した⾎管細胞の違いを解析したところ、⼼⾎管疾患を持たない患者由来の⾎管平滑筋細胞では、⼩胞体内エステラーゼ遺伝⼦の量が⼼⾎管疾患を持つ患者由来の細胞よりも上昇しており、これが⼼⾎管疾患の進⾏と関連すると考えられた。同チームは、この疾患特異的iPS細胞は、疾患における細胞の機能を解析し、新たな治療薬を探索するために有⽤であることが示されたとしている。
    ◎参考サイト:プレスリリース<東北大学大学院医工学研究科分子病態医講学分野>

(公開日 : 2020年06月11日)