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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2020年9月30日のヘッドライン
- 備えよ次に。重症化指標として、コロナ感染症の5物質を特定か
いずれも免疫関連のタンパク質。国立国際医療センター発表。
検査キットの開発も視野。 - 唾液検体による新型コロナ検査の注意点を示す <日本感染症学会など4学会WG>
日本感染症学会、日本臨床検査医学会、日本臨床微生物学会、日本臨床衛生検査技師会の4学会によるワーキンググループ(WG)は9月8日、「唾液を用いたPCRや抗原検査における検体採取や検査の注意点」を公表した。被験者自身に唾液採取方法を正しく理解してもらう必要があるとして、「採取前に飲食や歯磨き、うがいを行わないこと」、「検体容器に唾液を直接垂らすように自然に出し、十分な検体量が得られるまで繰り返すこと」などの指導を行うべきとした。また検体採取後、医療機関はただちに検査を実施するか、外部の検査期間に検体を提出するものとし、できない場合には冷蔵庫(4℃)で保管の上、48時間以内に検査を開始する必要があるとした。
◎参考サイト:「唾液を用いたPCRや抗原検査における検体採取や検査の注意点」【PDF】 - 4月〜6月のHIV検査数は昨年同時期に比べ大幅減、新型コロナが影響か? <厚生労働省>
厚生労働省エイズ動向委員会は9月15日、今年1月〜6月までのHIV検査数を公表した。それによると、第1四半期(1月〜3月)のHIV検査件数は27,222件だったのに対し、第2四半期(4月〜6月)は大きく減少し9,584件だった。第2四半期は前年同時期比較でも約4分の1に過ぎず、相談件数も約3分の1にとどまった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部の保健所が検査を中止したほか、受診控えが影響したものとみられる。なお、併せて公表された昨年の新規感染者数の確定値は、1,236人(前年比▲81人)で3年連続の減少だった。
◎参考サイト:「第155回(令和2年 第1・第2四半期)エイズ動向委員会 委員長コメント」【PDF】
(公開日 : 2020年09月30日)