2020年10月20日のヘッドライン

• 備えよ、次に。新型コロナ 感染予防、手洗い、消毒が有効
  京都府立大学がアルコール消毒の効果検証。新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスより5倍の時間感染力を保持。しかし、15秒間のエタノール消毒でほぼゼロ。
  他に科学的に有効な予防対策明確にならず。


• 20年度上期の黒字医療機関の割合、前年度下期から20％減　＜エムステージ(株)＞
  エムステージ株式会社は、同社の運営する医師求人サイト「Dr.なび」会員医療機関の経営者・医事課担当者を対象に「今後の医療経緯に関するアンケート」を実施、先ごろ結果を公表した。9月15～22日の期間で実施され、有効回答数は188件。黒字医療機関の割合は、2019年10月-3月期で51％だったのに対し、2020年4月-9月期の比較では31％にまで減少。今後の患者の受診見通しについても、66％がある程度の受診控えが続くと予想した。今後の医療経営の打ち手(複数回答可)では、「経費・固定費の見直し」が最も多く62.8％、「病診連携、診診連携、地域連携の強化」が59％と続いた。
  ◎参考サイト：エムステージが、全国の医療機関に『今後の医療経営に関するアンケート』を実施　【PDF】


• 公立病院改革 事実上の延期 ＜総務省＞
  総務省は10月5日、「新公立病院改革ガイドライン」の取扱いについて、「その時期も含めて改めてお示しする」とする通知を、各都道府県や指定都市などに発出した。総務省は本年夏を目途に「新公立病院改革ガイドライン」を改定、各公立病院に対して令和3年度以降、さらなる改革プランの策定を要請していたが、事実上、このスケジュールを延期することを示した。新型コロナ禍を契機に、公立病院が新興・再興感染症対策の基幹的役割を担うことを踏まえての措置。
  ◎参考サイト：新公立病院改革ガイドラインの取扱いについて（通知）【PDF】