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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2020年12月15日のヘッドライン
- 備えよ、次に
Withコロナ、コロナ需要対応ビジネスで新たな密。
コールセンターでクラスター発生、沖縄県。
洗面所での歯磨き原因か。医療機関の洗面所管理に留意の必要。 - 女性の約4人に1人は月経前症状により仕事や家事に支障をきたしていることが判明 <国立成育医療研究センター>
11月26日、国立成育医療研究センターは、同センター分子内分泌研究部 鳴海覚志室長らのグループと、株式会社エムティーアイが共同研究として行っている、女性の健康情報サービス『ルナルナ』の「女性ヘルスケア・ビッグデータ解析」のうち、2020年1月23日から進めている研究の中間報告を発表した。
第1回及び第2回調査に参加した約1万人の女性の月経前の身体やこころの不調の程度について分析したところ、過去1年間のほとんど毎回の月経の1~2週間前に「身体症状(乳房の痛みやはり、腹部のはる感じ、腹痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、身体がむくんだ感じ、体重増加、便秘のいずれか)」が「あった」「とても強くあった」と回答した人は、全体の7割にのぼった。身体症状以外では、全体の5~6割に「過眠」、「疲れやすさ」、「イライラ」、「食欲増進」がみられた。さらに、全体の4人に1人は、月経前の何らかの症状により、仕事の能率や家事に「支障があった」「とても強く支障があった」と回答し、月経前症状が日常生活に影響を及ぼしていることがわかった。
◎参考サイト:国立成育医療研究センター プレスリリース - 睡眠導入剤の混入で抗真菌剤イトラコナゾール錠を回収 <小林化工>
小林化工株式会社(福井県あわら市)は12月4日、同社が製造販売し、MeijiSeikaファルマ株式会社と販売提携している経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠 50『MEEK』」(製品ロット番号:T0EG08)を、自主回収(クラスⅠ)することを発表した。該当するロット製剤を処方された患者に意識朦朧などの精神神経系の重篤な副作用が報告され同社で調査したところ、製造過程において睡眠導入剤の成分が混入していたことが判明したため。同社では、該当するロット製剤を服用している患者に対し、直ちに服用を中止することと、医療機関へ相談するよう呼びかけている。12月11日には、同剤を使用した患者の死亡が確認された。
◎参考サイト:小林化工 イトラコナゾール錠剤50・100・200「MEEK」に関する重要なお知らせ
◎参考サイト:福井県プレス資料【PDF】
◎参考サイト:厚労省 医薬品自主回収のお知らせ(クラスⅠ)
(公開日 : 2020年12月15日)