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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年2月8日のヘッドライン
- 備えよ、次に。Withコロナ、厚労省 これからワクチン配送指針作成へ
小口配送不可避。燕市で配送資材製造急ピッチ
国際的にはワクチンナショナリズムと闇ワクチンの影。 - 50症例を目標にiPS 細胞から作製した網膜色素上皮細胞を移植 <神戸アイセンター>
1月20日、神戸アイセンターが計画した「網膜色素上皮(RPE)不全症に対する同種iPS細胞由来RPE細胞懸濁液移植に関する臨床研究」が厚生労働省の専門部会で了承された。
iPS 細胞から作製した網膜色素上皮(RPE)細胞を含む液体(懸濁液)を、RPE 不全症の患者に移植するという今回の研究は、移植の対象疾患を拡充し、新しい治療法の有用性(視機能、QOL)や安全性を確認することを目的としている。目標症例数は 50 例、移植後の観察期間は1年間を予定している。
◎参考サイト:「網膜色素上皮(RPE)不全症に対する 同種 iPS 細胞由来 RPE 細胞懸濁液移植に関する臨床研究」について <神戸アイセンター> - がん悪液質治療薬 初の国内製造販売承認 <小野薬品>
1月22日、小野薬品はグレリン様作用薬であるアナモレリン(商品名:エドルミズ)50mgについて、「悪性腫瘍〔非小細胞肺がん(NSCLC)、胃がん、膵がん、大腸がん〕におけるがん悪液質」の効能または効果で、国内製造販売承認を取得したと発表した。
がんに伴う体重減少(特に筋肉量の減少)や、食欲不振を特徴とする代謝異常症候群であるがん悪液質は、患者のQOLや予後などに顕著な影響を及ぼすが、有効な治療手段は確立されていなかった。
主に胃から分泌される内在性ペプチドであるグレリンが受容体に結合すると、体重、筋肉量、食欲、代謝を調節する複数の経路を刺激する。アナモレリンはグレリンと同様のはたらきをする経口グレリン様作用薬であり、がん悪液質による体重および筋肉量の増加、食欲の増加効果を示すとされている。
◎参考サイト:グレリン様作用薬、エドルミズ錠50mg がん悪液質の効能又は効果で国内製造販売承認を取得 <小野薬品>
(公開日 : 2021年02月08日)