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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年3月25日のヘッドライン
- やり切ろうワクチン。Postコロナ。EUワクチンナショナリズム高揚。
更なる輸出規制。ワクチン接種への政治的高揚イスラエルで実証。 問われる日本の外交手腕。 - 新型コロナ患者、急性期病院での栄養・水分管理の徹底求める <武久日慢協会長>
日本慢性期医療の武久洋三会長は3月11日の定例記者会見で、ポストコロナ患者(新型コロナからの回復患者)の受け入れに関する、日慢協会員病院のアンケート調査結果を公表した。それによると、受け入れたポストコロナ患者の発症前の居所が新型コロナ治療病院と日慢協会員病院以外など急性期病院の場合には、栄養状態が良くない(入院時のアルブミン値が低い)ケースが多いことが明らかになった。この結果を受けて武久会長は、急性期病院において、新型コロナ患者に対する栄養・水分管理を徹底するよう求めた。同時に「慢性期多機能型である日慢協会員病院では、栄養・水分管理、リハビリでは排泄・摂食を重視し、在宅復帰をめざしている」ことを強調した。
◎参考サイト:定例記者会見 2021年(令和3年)3月11日(日慢協)
- 新型コロナの診療所経営の影響、依然として大きく <日医総研>
日本医師会総合政策研究機構は3月5日、リサーチエッセー「新型コロナウイルス感染症の診療所経営への影響-2020年9~10月分-」を公表した。それによると、入院外(外来と在宅)件数の対前年同月比は、2020年5月を底として、徐々に回復してきているものの、依然としておおむねマイナスであり、特に小児科と耳鼻咽喉科のマイナス幅が大きく、日医総研では、受診控えが長期間続いていることをその理由として挙げている。1施設当たり医業収入の対前年同月比も、徐々にマイナス幅が縮小しつつあるが、2020年4~10月の増減額の累計は、有床診療所▲4,091千円、無床診療所▲7,918 千円であり、診療報酬や補助金は大きく不足している状況がうかがえる。
◎参考サイト:リサーチエッセー№101【PDF】
(公開日 : 2021年03月25日)