マネジメントを考える十ヵ条シリーズ No.17
倶楽部オベリスク(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.17 医療法人化を考えるヒント十ヵ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
マネジメントを考える十ヵ条シリーズ(MG10)とは 保険診療市場の縮減・働き手の減少などで、医療市場の先行きは厳しいサバイバル競争です。生き残りのために必要なことは「考える」こと。倶楽部オベリスクのeアカデミアコースでは”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。当サイトではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非倶楽部オベリスクのeアカデミアコースへご加入ください。 |
1.家計と事業会計は区分するのが社会の常識である。事業会計は法人によって採用されるが、医療事業を担う法人は、医療法人である。
従って医療法人化は当然であり、むしろ個人事業は補助的手段であると考えた方が良い。
2.家計と事業会計を区分する目的は、事業のコストを明確にするためである。
事業会計では事業主(代表者)の取り分も人件費として認識され、法人のコストとなる。個人の場合は、事業主の取り分は家計の中に埋没してしまう。
3.家族の雇用についても、その費用は人件費化されるのでわかりやすい。税金も法人と個人で分けて計算されるので明快である。法人と個人で税制上どちらが有利かは、その時の税制による。今は法人優遇の流れであるので、医療法人の方が税優位であろう。
4.対銀行のことを考えてみよう。銀行に経営情報を開示するに当たり、法人会計に則っている方が、相手の理解を得やすい。会計の範囲も事業に限られる。従って資金調達面でもスピーティである。
5.不透明さがますます深刻化する時代である。この不透明さは経営上いろいろなリスクを生む。個人の場合、・・・続きをご覧になりたい方は「倶楽部オベリスク」のeアカデミアコースにご入会下さい。