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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年6月22日のヘッドライン
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やり切ろう、ワクチン。Postコロナ。職場・大学でのコロナワクチン接種過大な期待禁物。
500万人でも全国の接種率向上貢献4%程度。粛々と地域での接種推進を。 - がん患者と健常人、新型コロナウイルスの抗体保有率に差はなし <国立がん研究センター>
国立がん研究センターは6月2日、がん患者と健常人の新型コロナウイルス抗体保有率と抗体量を、シスメックスと共同開発した抗体検出試薬を用い評価した結果を公表、両者で抗体保有率に差はなかったことを明らかにした。感染リスクが高いと考えられているがん患者でも抗体保有率が健常人なみに低かったことについて同センターでは、感染対策が十分になされていたこと、無症候性感染の頻度が高くないことが示唆されるとしている。一方、抗体量はがん患者は健常人より優位に低かったが、この違いが感染リスクや重症化リスクに影響しているかについては明らかにはなっておらず、同センターではさらなる検討が必要としている。また、細胞障害性抗がん剤を受けているがん患者では抗体量が低く、免疫チェックポイント阻害薬を受けている患者では抗体量が高いことも明らかになった。調査は、2020年8月から10月にかけて500名のがん患者と1,190名の健常人(国がん職員)を対象に実施された。
◎参考サイト:プレスリリース
- ドローンで牛丼を病院に配達 物流定期ルートの実証実験成功 <横須賀市民病院、株式会社エアロネクスト など>
株式会社エアロネクスト、株式会社ACCESS、株式会社出前館、株式会社吉野家は、神奈川県と横須賀市、横須賀市立市民病院、神奈川県立海洋科学高等学校の協力のもと、出前館のアプリで注文された吉野家の牛丼弁当を横須賀市立市民病院の医療従事者にオンデマンドでドローン配送する実証実験を6月10日に実施した。病院職員の注文を受け、事前に設定されたコースを飛行、約15分で病院屋上に着陸したという。
この取り組みは2019年12月に神奈川県のドローン前提社会の実現に向けたモデル事業として採択された、エアロネクストの「ドローン物流定期ルートの開設に向けた実証実験」、ならびに横須賀市の地域課題解決を目指した「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環であるとともに、2022年度の「空の産業革命 レベル4*1」解禁に向けて将来の食料品や医薬品のドローン定期配送を見据えたもの。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年06月22日)