マネジメントを考える十ヵ条シリーズ No.19
倶楽部オベリスク(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.19 幸福度を考えるヒント十ヵ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
マネジメントを考える十ヵ条シリーズ(MG10)とは 保険診療市場の縮減・働き手の減少などで、医療市場の先行きは厳しいサバイバル競争です。生き残りのために必要なことは「考える」こと。倶楽部オベリスクのeアカデミアコースでは”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。当サイトではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非倶楽部オベリスクのeアカデミアコースへご加入ください。 |
1.国連は世界各国の幸福度を数値化して発表している。
2019年度の世界幸福度調査によれば、標本国156ヶ国中、日本は58位である。3分の1ぐらいのところに位置している。近隣の国を見ると、韓国53位、ロシア68位、中国93位である。上位3位は、フィンランド、デンマーク、ノルウェーの北欧組である。日本はG7の中では最低である。
2.調査指標は・1人当たりGDP・社会的支援・健康寿命・人生における自由度・寛容さ・社会の非腐敗度の6項目の総合評価である。
この6項目は、「職場の幸福度」指標としても役立つと思われる。職場の幸福度が上昇すれば、国民の幸福度向上につながるという循環の関係にある。
3.幸福度指標の職場適用を考える前に、2つの点を抑えておきたい。
(1)常勤労働者の労働時間は、1750時間/年まで減少している。つまり週40時間から週35時間労働に変化したということ。
(2)仕事に充実を感じる人は徐々に減る傾向にある。その一方で、家族団らん、休養、趣味やスポーツに熱中することに充実感を覚える人が増加している。
4.1番目の指標の1人当たりGDPは、組織で言えば・・・続きをご覧になりたい方は「倶楽部オベリスク」のeアカデミアコースにご入会下さい。