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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年9月17日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。進まぬワクチン接種。
直近の一日当たり総接種回数118万回と低調。
9月末まで残り15日、急を要する2回目接種。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 外来でのロナプリーブ投与で「救急医療管理加算1」算定可能に <厚生労働省>
厚生労働省は、医療機関が外来で新型コロナ感染症治療薬・ロナプリーブを投与した場合、投与日に1回、「救急医療管理加算1」(950点)が算定できるとする診療報報酬上の臨時特例を、9月7日付の事務連絡で明らかにした。なお、自宅・宿泊療養中の新型コロナ患者に対し、医師がその必要性を認めた往診や訪問診療を行った場合も同加算を算定できるが、同一日に今回の臨時特例との併算定はできない。
◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その60)【PDF】
- ICU転用の障壁となる空気清浄度の推奨を指針から削除、施設基準の変更も提言 <日本集中治療医学会>
日本集中治療医学会は9月3日、「集中治療部設置のための指針」からICUの空気清浄度に関する推奨を撤廃することを明らかにした。指針はこれまで、「集中治療部にはISO基準によるクラス7、NASA基準によるクラス10,000~100,000程度の清浄空気が供給されること」を推奨してきた。しかし同学会では今回、「病棟内の空気清浄度を上げることにより集中治療部内における感染症発生頻度が減少するという直接的な証拠はない」とし、一方でユニット全体の空気清浄度を高める空調装置の過大な導入・維持コストが、パンデミック時に、HCUや一般病棟をICUに転用する際の障壁となっていると指摘。そのうえで指針における前述の基準を削除し、「HEPAフィルター設置により手術室同等の空気清浄度を保つ個室と空気感染症にも対応可能な陰圧個室をユニット内に適正数配備することが望ましい」との文言に置き換えるとした。併せて、厚生労働省の定めるICUの施設基準(特定集中治療室管理料)において 「当該治療室はバイオクリーンルームであること」の記載を削除することも提言した。
◎参考サイト:集中治療部設置のための指針:2021年改訂について 空調設備に関する改訂方針と提言【PDF】
(公開日 : 2021年09月17日)