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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年10月7日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。一週間分のコロナワクチン職域接種公表。
2回接種66万回、一日当たり10万回足らず。
1回接種12万回、一日当たり2万回足らず。
職域はそろそろ終焉か。除く職域の65歳以上2回目接種は全日比27万回と激減。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 新型コロナ経口治療薬、国内第2/3相臨床試験を開始 <塩野義製薬>
塩野義製薬は9月28日、COVID-19治療薬として開発中の経口投与型の抗ウイルス薬(開発番号:S-217622)の国内第2/3相臨床試験を27日に開始したことを明らかにした。臨床試験では、軽症のCOVID-19患者または無症候のSARS-CoV-2感染者を対象に、プラセボ投与群を対照として、同治療薬を1日1回、5日間経口投与した際の有効性および安全性を評価する。塩野義製薬では同治療薬について、経口投与という利便性の高さと軽症・無症候患者を対象とすることから、早期治療と医療体制の維持および安定化に貢献することが期待されるとしている。
◎参考サイト:プレスリリース
- 新型コロナ流行で、新規の胃がん・大腸がん診断数が減少 <横浜市立大学>
横浜市立大学は9月22日、同医学部の日暮琢磨講師らの研究グループが、COVID-19の流行期において、胃と大腸のがんの診断数が減少したことを明らかにした。研究グループは、横浜市立大学附属病院と国立病院機構横浜医療センターにおいて2017年から2020年までに新たに消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、肝臓がん、胆道がん)と診断された全患者5,167人を調査。日本で本格的にCOVID-19の流行が始まった2020年3月以降を流行期とし、流行前の期間と比較したところ、新規がんの診断数は胃がん-26.9%、大腸がん-13.5%と有意に減少していた。特に胃がんのステージ1は-35.5%、大腸がんのステージ0は-32.9%、ステージ1は-34.0%、ステージ2は-35.3%と大幅な減少が認められたという。研究グループでは、「今後COVID-19の流行による受診抑制が続くと消化器がんの予後の悪化に繋がる可能性があり、適切なタイミングで医療機関を受診することが重要」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年10月07日)