中村十念の考えるヒント十ヵ条
Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.22コミュニケーションのマネジメントを考えるヒント十ヵ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
1.報連相、日本が誇るコミュニケーションツールの代表格である。1980年代にある証券会社の代表の発案で登場した。
2.時代は好景気、バブルの波に乗り、企業を中心に浸透。「ホウレンソウ」という絶妙のネーミングも寄与し、記憶された。底流には、声を掛け合うスポーツチームは強いという潜在的認知もあった。相互声掛けを報告・連絡・相談と3つに具象化したのも効果的だった。
3.報連相は上司と部下のコミュニケーションを想定していた。従って部下の報告を起点としている。景気の良い時には良い材料に事欠かず、報告も周辺への連絡もスムースである。相談も「こうしたいけどよろしきや」という自分の考え方が入った選択的なものが多かった。報告に始まり、相談で終わる直線的コミュニケーションであった。
4.そして、一転してバブルの崩壊。潰れる銀行あり、証券会社あり、ノンバンクあり、その煽りで多数の企業も潰れた。
5.政府と大企業は結束して、・・・
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(公開日 : 2021年10月12日)