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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年12月8日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。コロナワクチン接種、義務化民間へも。
オミクロン対策で米ニューヨーク市全企業の従業員に。全米初。
日本は、水際対策を強化。入国時検疫陽性者、無症状でも全員入院へ。
直近のブースター接種者数15,079人。1回目接種者数は、今日にも1億人到達。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 「COVID-19後遺症のマネジメント」を公表 <厚生労働省>
厚労省新型コロナウイルス感染症対策本部は12月1日、新型コロナウイルス感染症診療の手引きの別冊として、「罹患後症状のマネジメント(暫定版)」を公表したCOVID-19の罹患後症状(遷延症状あるいは後遺症)について、WHOの定義や、診療・経過観察のあり方をまとめたもの。かかりつけ医等が、どの範囲まで対応し経過観察するのか、どのタイミングで専門医の受診を勧めるのか等について、症状(呼吸異、循環器、嗅覚・味覚、精神・神経、痛み)ごとに記載している。小児へのアプローチや筋力低下等に対するリハビリ、職場復帰に関する産業医学的アプローチにも言及した。暫定版とあるように、今後、新たな科学的知見を反映し継続的に改訂していくという。
◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(暫定版)【PDF】
- COVID-19 経口治療薬・モルヌピラビルの製造販売承認を申請 <MSD製薬>
MSD株式会社は12月3日、COVID-19に対する治療薬として、経口の抗ウイルス薬モルヌピラビルの製造販売承認申請を行ったと発表した。同社では特例承認の適用を希望、すでに医薬品医療機器総合機構に治験データを提出している。提出済みのデータは、重症化リスク因子を1つ以上有し、軽症から中等症のCOVID-19の入院していない成人患者を対象としたもの。無作為割り付けから29日目までに入院または死亡した患者は、モルヌピラビル群では7.3%(385例中28例)、プラセボ群では14.1%(377例中53例)だった(p=0.0012)。うち死亡例は、モルヌピラビル群ではゼロ、プラセボ群では8名となっている。有害事象の発現率は、モルヌピラビル群35%、プラセボ群れは40%と類似していたが、有害事象より治療を中止した患者は、モルヌピラビル群では1.3%と、プラセボ群の3.4%より少なかった。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年12月08日)