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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年12月14日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。英国で初のオミクロン株感染死亡者発生。世界でも初か。
英首相はブースター接種加速の目標を発表。年内に18歳以上の全ての対象者に機会提供。
日本のブースター接種者累計52,737人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- わずか24時間の不活動でも、筋肉に脂質が蓄積しインスリン抵抗性が生じる <順天堂大学>
順天堂大学は11月25日、同大の研究グループが、不活動が骨格筋のインスリン抵抗性を生じさせる新規メカニズムを解明したと発表した。研究では、マウスの片脚をギプス固定する不活動モデルを作成、24時間の不活動と高脂肪食を組み合わせた4群に対しインスリン感受性と脂質(ジアシルグリセロール:DG)量の比較を行った。結果、わずか24時間の不活動でも、筋肉にDGが蓄積しインスリン抵抗性が生じること、高脂肪食の摂取によりさらにその傾向が強まることが判明した。また、DG蓄積にかかわる代謝経路の探索の結果、これにはLipin1という脂質代謝酵素が関わることを初めて明らかにした。
◎参考サイト:プレスリリース
- 高齢心不全患者の介護発生率は健常者の2倍以上 <新潟大学>
新潟大学は11月22日、高齢心不全患者を対象に行った調査において、心不全患者における介護発生率(=新規介護保険申請率)が一般人口に比べ極めて高いことが明らかになったと発表した。同大の研究グループは、新潟市内の総合病院7施設で、65歳以上の心不全患者(左室駆出率50%以下)の新規介護保険申請率を健常者と比較したところ、2倍以上になったという。また介護発生率に関わるリスク因子を調べた結果、心房細動、脳卒中の既往、骨粗しょう症、認知症、睡眠薬の使用、利用薬の使用などが抽出された。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年12月14日)