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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年1月27日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。専門家もようやく指摘、ブースター接種遅れ。
抑止効果見込めずと指摘。ブースター接種累計者数、ようやく医療従事者の半分の2,892,327人。
一日わずか26万人増。深刻なワクチン不足、国会で解明を。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 新型コロナ・スーパースプレッダーの特徴を検討 <東京医科歯科大>
東京医科歯科大学は1月17日、新型コロナウイルスのスーパースプレッダーに関する研究結果を公表した。2020年3月から6月まで同大学病院に入院した患者379人を対象に、PCR検査に基づくウイルスコピー数と基礎疾患との関係を検討した結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、関節リウマチ(RA)、がん、CKD、脳梗塞、心疾患、肺疾患、アレルギーのうち3つ以上を持つ患者は、基礎疾患のない患者に比べウイルスコピー数が87.1倍となった。顕著に多かったのは、糖尿病患者17.8倍、RA患者1,659.6倍、脳梗塞患者234.4倍だった。入院時の血液検査で血小板とCRPが低い患者も、高いウイルスコピー数を示したという。この結果について研究グループでは、「スーパースプレッダーのリスクが高い患者に対し、隔離や医療従事者への警告など特別な感染管理措置を、入院の初期段階から講じる必要性があることを示唆している」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
- 昨年12月のインフルエンザ患者数、例年の約650分の1 <株式会社インテージリアルワールド>
株式会社インテージリアルワールド(旧・医療情報総合研究所)は、昨年12月のインフルエンザ流行状況の指標として、インフルエンザ治療薬の処方動向を調査・分析し、1月19日にその結果を公表した。調査・分析には、同社が保有する調剤/社保レセプトデータベースを用いた。それによると、2021年12月の経口インフルエンザ治療薬の推計患者数は約1,500人で、コロナ禍前の2016年~2019年平均比と比べ約650分の1、2020 年比でも約3 分の1だった。同社では、「昨年10月以降、インフルエンザ患者数の上昇は続いているが、例年に比べ増加は緩やかであり、流行の兆しは未だ見えていない」とコメントしている。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
(公開日 : 2022年01月27日)