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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年4月1日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。国産コロナ経口治療薬3月中に姿見せず。
北海道、沖縄、京都で感染者1,000人越え。観光地リバウンド傾向。
一日当たりブースター接種者数68万人と大不振。累計者は51,930,861人。接種率41.0%。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 「筋肉は動かさないと減る」メカニズムを解明 <神戸大学>
神戸大学は3月16日、同大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授らの研究グループが、動かないと筋肉の量が減少するメカニズムを世界で初めて明らかにしたと発表した。筋肉は動かさないと減ってしまうことは良く知られていたが、そのメカニズムはこれまで明らかではなかった。今回の研究ではまず、生きた動物の筋肉内のカルシウム濃度の変化を観察する方法を開発。筋肉を動かさないと筋肉内のカルシウム濃度が低くなり、これが筋肉を減らす引き金になることが明らかになったという。またこの際に、Piezo1、KLF15、IL-6という3つのタンパクが順番に働くことによって、筋肉量が減ることも突き止めた。研究グループでは、これらのタンパクに作用する薬剤を開発できれば、筋肉減少に対する治療薬になることが期待されるとしている。
◎参考サイト:プレスリリース
- 筋トレと各種疾病リスクの関係を分析 <東北大・早大・九大>
東北大学は先ごろ、同大学院と早稲田大学、九州大学の研究グループが行った、筋トレと各種疾病リスクに関するメタアナリシスの結果を公表した。それによると、筋トレを実施すると、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクは10〜17%低くなり、総死亡・心血管疾患・がんについては週30〜60分の範囲で最もリスクが低く、糖尿病は実施時間が長ければ長いほどリスクが低くなることが明らかになった。ただし、筋トレの実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんに対する好影響は認められなくなり、リスクは高い値を示したという。研究グループでは、この結果について、筋トレの長期的な健康効果を示す一方、やりすぎるとかえって健康効果が得られなくなってしまう可能性を示唆するものとしている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年04月01日)