中村十念の考えるヒント十ヵ条

Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。

[MG10]No.29 “むつかしいことをやさしく”考えるヒント十ヵ条

(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念 


1.この世にはいろいろな法則が存在する。科学的に裏付けされた自然法則とは別に、経験が帰納法的に集積された経験則も数多い。

2.その中のひとつに、パレートの法則というのがあり、一般的には80対20の法則として名高い。例としては、大気中の窒素と酸素のおおよその割合は80:20とか、うまい蕎麦の小麦と蕎麦粉の割合は2割:8割(二八ソバ)などが挙げられる。例でもわかるようにこの法則には複雑なものを簡素にするという機能があるようだ。

3.このパレートの法則を用いて、新型コロナウイルスを分析してみる。詳細は割愛するが、上位2割(10位)の都道府県の累計感染者数のシェアは70%強である。

4.死者数については、上位10都道府県の累計死者数のシェアは80%弱である。

5.感染者数と死者数はともに10位に入っている都道府県は重なっている。2割を制すれば8割が抑えられるという視点があれば、地域を絞り込んだ総合的なコロナ対策が可能かもしれない。 ・・・

Obeliskのeアカデミアコースでは、マネジメントを”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。ここではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非Obeliskのeアカデミアコースへご加入ください。

(公開日 : 2022年05月12日)
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