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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年6月20日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。ウィズコロナ戦略、動けぬ日本。
策なきところ争点なし。参院選ベタ凪。つけは低投票率に。
現実経済は待った無し。低金利商品の投げ売りで始まる債権市場の暴落。
日本の直近の一日当たりコロナ死者数10人。
直近一日当たりワクチン3回目接種者7万人。累計は77,046,989人。接種率 60.8%。
4回目接種者数は8,625人。累計は64,255人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- コロナ禍での受診抑制、かかりつけ医の有無などを調査 <日医総研>
日本医師会総合政策研究機構(日医総研)は6月8日、ワーキングペーパー「日本の医療に関する意識調査 2022年臨時中間調査」を公表した。全国の20歳以上の男女1,152人を対象に、2020年7月に続き、今年の3月に実施した。コロナ禍での受診抑制については、普段からがん検診・健診を受けている人のうち、コロナ禍前より受診を減らした人は12.2%で、女性、小都市在住者、運動不足で体の不調がある人が多いことが判明した。さらに約2割の国民は、医療機関における通常医療の制限によって、手術や処置が先延ばしになったとしていた。一方、コロナ対応で改めてその重要性が認識されている、かかりつけ医については、「いる」と回答した人は55.7%で、以前の調査と変化がなかった。かかりつけ医はいないが、いると良いと思っている人の71.1%は情報が不足していると回答。地域住民が必要とする情報をわかりやすく伝えることが求められていることもわかった。
◎参考サイト:日本の医療に関する意識調査2022年臨時中間調査
- 腸内細菌叢でパーキンソン病の進行を予測 <名古屋大など>
名古屋大学は6月2日、同大・岩手医科大・福岡大と岡山脳神経内科クリニック柏原健一院長らの研究グループが、パーキンソン病患者165人を2年間フォローアップし、研究開始時の腸内細菌叢から2年後の症状進行を予測するランダムフォレストモデルを作成したと発表した。研究では、早期のパーキンソン病患者において、「短鎖脂肪酸産生菌(Fusicatenibacter属、Faecalibacterium属、Blautia属)が少ない患者」、あるいは「ムチン分解菌(Akkermansia 属)の多い患者」で症状が早く進行することが明らかになった。これら4つの菌の量は、それぞれの患者で2年間で変化せず、パーキンソン病の進行を早める可能性が示された。研究グループでは本研究の結果から、「早期パーキンソン病患者に対して腸内細菌叢を正常化する、あるいは不足する腸内代謝産物を補う治療介入を行うことで症状進行を遅らせることができる可能性があることが示された」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年06月20日)