中医協ウォッチ NO.137
≪診療報酬関連ニュース≫
中央社会保険医療協議会(中医協)をはじめとし、関連部会や分科会、経済財政諮問会議、財政制度等審議会などにおける診療報酬関連の審議内容を配信しています。
2022年8月10日審議
- 看護の処遇改善、入院患者対象に「看護職員処遇改善評価料」を新設へ
中央社会保険医療協議会は8月10日、10月の診療報酬改定について厚労相に答申。現行の「電子的保健医療情報活用加算」は廃止し、「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」(初診時のみ)を新設。マイナ保険証利用ありは4点、利用なしは2点を算定する。 - 「看護職員処遇改善評価料」は165区分、340点までの点数設定に
8月10日の答申で、「看護職員処遇改善評価料」の詳細も明らかになった。算定区分は全165種類とし、最上位の「評価料165」は340点に設定。上位区分では点数の設定間隔を広く取り、看護職員数等の変動を一定程度吸収できる仕組みにした。 - オン資導入義務化に伴い、医療機関などの支援を充実
厚生労働は8月10日の中央社会保険医療協議会・総会に、オンライン資格確認等システムを導入する医療機関・薬局に対する補助の見直しを報告。病院は「医療情報化支援基金」における補助上限額を現在の倍に引き上げ、診療所は実費補助に変更する。