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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年9月13日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。コロナ2価ワクチン承認。
従来型とオミクロンBA.1に有効性。次のオミクロンBA.5も近々承認予定。
複雑化するワクチンの有効、国民は理解あきらめ気味。
多数回接種については安全性への不安から敬遠の気配も。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は145人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者2万4千人。累計は81,879,100人。接種率65.0%。
4回目は一日当たり2万4千人。累計は30,785,191人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 認知症の発症リスクを上昇させる因子を発見 <千葉大>
千葉大学は9月2日、大学院薬学研究院の殿城亜矢子講師と伊藤素行教授、千葉大学真菌医学研究センターの高橋弘喜准教授の研究グループが、加齢に伴い認知症の発症リスクを上昇させる因子を発見したと発表した。研究グループは、RNAシーケンスを⽤いてショウジョウバエ脳内で加齢に伴い発現量が変化する遺伝⼦を抽出。データベースとの⽐較解析により記憶低下の原因となる候補遺伝⼦を絞り込んだうえで、候補遺伝子の発現量を脳内で改変したショウジョウバエを作製し、それらの記憶能⼒を測定した。その結果、NOによって活性化される可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)の発現量が加齢に伴い増加し、sGC の発現量を脳内で低下させると記憶が上昇することが明らかになった。具体的には、⼀部の神経細胞で sGC の発現量を抑制させたショウジョウバエや、sGC を阻害する薬剤を投与したショウジョウバエでは、加齢による記憶低下が改善。さらに、脳内の神経細胞の周囲に存在するグリア細胞で、NOを合成する酵素である NO合成酵素(NOS)の発現量を抑制させたショウジョウバエや、NOS を阻害する薬剤を投与したショウジョウバエでも、記憶低下が改善した。これらのことより、加齢に伴い NO や sGC に関連する経路が活性化することが、記憶の低下を引き起こす⼀つの原因となることが⽰唆された。研究グループでは、この結果について「認知症に対する新薬開発や新たな生体内リスクマーカーの発見などが期待される」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
- 臨床研修医の採用実績を公表 <厚生労働省>
厚生労働省は8月31日、臨床研修医の採用実績を発表した。2022年度は、前年度に比べ142人増の9,165人だった。大都市部のある6都県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県)を除く道県における臨床研修医の採用実績の割合は、59.3%だった。6都県とそれ以外の道県の割合は以前、拮抗していたが、2010年度以降、都道府県別の募集定員に上限を設けるなどの措置が講じられ、差が開きつつある。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年09月13日)