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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年11月14日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。コロナ感染者数 北高南低。
12日発表データによると東北・北海道(1道6県)17,500人。
九州・沖縄(8県)5,400人。3.2倍の開き、地域差大きく。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は67人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者2万8千人。累計は83,692,323人。接種 率66.5%。
4回目は一日当たり23万3千人。累計は43,650,943人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 乳がん再発の恐怖をスマホアプリで軽減 <名古屋市立大など>
11月3日、スマートフォンアプリにより乳がん患者が抱える再発への恐怖感を軽減できたとする臨床研究結果を、名古屋市立大や京都大などのチームが発表した。研究では、スマホで実施可能な認知行動療法アプリとして、問題解決法アプリ「解決アプリ」と行動活性化療法アプリ「元気アプリ」を開発。50歳未満の術後1年以上再発のない乳がん患者447人を対象に、アプリ使用群と不使用群とに無作為に割付、8週間後に再発に対する恐怖が和らぐかどうかを検討した。結果、使用群は、開始から4週間後に、恐怖が統計学的に有意に下がり、その効果は8週間後でもそのまま見られたという。国内では年間9万人以上が乳がんを新たに発症している。生存率は高まっているものの、再発すると治療が難しく、不安や恐怖感を抱えている患者も多いといわれる。
◎参考サイト:プレスリリース
- コロナ禍超過死亡率は、コロナ前の60歳平均余命と強い相関 <東京慈恵医大>
東京慈恵会医科大学は10月20日、分子疫学研究部の浦島充佳教授らの研究グループが、各国のコロナ禍での死亡率の変動とコロナ禍以前の健康医療や社会経済指標との相関を調査し、コロナ禍前の60歳平均余命が、コロナ禍超過死亡率(新型コロナのパンデミックが発生しなかったときに予想される死亡率とコロナ禍で実際に記録された全ての原因による死亡率との差)に最も強く相関していたことを明らかにしたと発表した。高齢化率世界一の日本でコロナ禍超過死亡率が最低だったというパラドクスを説明するため研究グループは、コロナ禍前における健康や経済の50項目の指標との相関を分析した結果、最も相関の強かった因子は「60歳の平均余命」だった。相関係数は-0.91で、これは「疫学研究ではめったにみられないほどの極めて高い相関係数」という。2番目は、「2021年末までの累積ワクチン2回接種率」、3番目は「国民1人当たりのGDP」だった。さらにこれら3因子について多変量解析を行ったところ、有意だったのは「60 歳の平均余命」だけで、有意性が失われた他の2因子は、「60 歳の平均余命」と超過死亡率との関係に対する交絡因子と考えられた。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年11月14日)