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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年3月14日のヘッドライン
- 5類移行着実に。蓄積しよう、コロナの体験。ポストコロナ日本経済内憂外患。
政府1月~3月の企業景況判断指数前3ヵ月比でマイナスと発表。
アメリカの中堅銀行、カリフォルニアでの破綻に続き、ニューヨークでも営業停止。バイデン大統領必死の火消し。
どうする日本、マスクどころの話ではない。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 中心静脈カテーテルによる死亡例を検討、「提言」の第二報を公表 <日本医療安全調査機構>
日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)は3月1日、同センターに寄せられた中心静脈カテーテルに関連した死亡例を詳細に検討して作成した提言の第二報(改訂版)を公表した。分析対象は、2017年3月の第一報公表後に集まった62例のうち、死因と中心静脈カテーテルとの因果関係が明確でない事例7例を除外、さらにカテーテル挿入・抜去に伴う死亡例のみ44例に絞った。分析の結果、第1報で指摘され、推奨されていることが実施されていない事例が依然としてみられた半面、推奨どおりの手順を踏まえながら、その効果を十分に上げることができず、事故に至った事例もみられたという。同センターの専門分析部会では、こうした事例を踏まえ、今回の提言では、挿入・抜去の手順に沿ってチェックリストや画像資料を多用して、より具体的な内容まで踏み込んだ。また、組織管理の重要性も強調した。
◎参考サイト:医療事故の再発防止に向けた提言 第17号
- 秋生まれの子どもは、アトピー性皮膚炎を発症しやすい <富山大>
富山大学は3月2日、秋生まれの子どもは他の季節生まれの子どもより、生後1年までの間にアトピー性皮膚炎や湿疹を起こしやすいという調査結果を公表した。同大学術系研究部・𡈽田暁子助教らのグループは、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者8万1,615人について、生まれ月と生後6か月までの湿疹の症状の有無の関連性に着目したところ、秋生まれ(10-12月)の乳児の41.1%で発症を確認。夏生まれ(7-9月)の34.7%、冬生まれ(1-3月)の30.6%、春生まれ(4-6月)の24.4%より有意に高かった。また生後1年までにアトピー性皮膚炎と診断された割合は秋生まれ5.0%でもっとも高い割合で、以下、夏生まれ4.4%、冬生まれと春生まれ3.8%だった。
アトピー性皮膚炎の発症には、皮膚の乾燥とそれによる皮膚バリアの崩壊が大きなリスク要因と指摘されている。研究グループでは、「秋生まれの子どもは特に、早期から適切なスキンケアを行うことで、アトピー性皮膚炎の発症を予防できる可能性がある」としている。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
(公開日 : 2023年03月14日)