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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年5月23日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。中国コロナXBB型拡大。現在既に一日50万人以上が感染。
6月末には一日100万人程度に達するとの予測。
中国の感染症研究者鍾南山氏が広東省でのフォーラムで発表。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 妊娠中の野菜摂取が、乳児期アトピー性皮膚炎を予防する可能性 <千葉大・カゴメ>
千葉大学は5月9日、同大学院医学研究院の井上祐三朗特任准教授、予防医学センターの下条直樹特任教授らとカゴメ株式会社による研究グループが、母親の妊娠中の野菜摂取量と乳児のアトピー性皮膚炎(AD)発症とに関連を見出したと発表した。研究グループは、アレルギーハイリスク出生コホート研究(Chiba High-risk Birth cohort for Allergy(CHIBA) study)において、267人の妊婦および児(臍帯血・1歳)の血液と母乳中のカロテノイド濃度を測定、カロテノイド濃度の低さが、1歳時のアトピー性皮膚炎の発症と関連していたという。この結果について研究グループでは、「妊娠中のカロテノイド摂取量が少ない⺟親の児は、乳児期ADの発症リスクが⾼く、アレルギー予防のための早期介⼊の理想的なターゲットであることがわかった。今後は、妊娠中/授乳中の⺟や離乳後の乳児に、野菜・果物からのカロテノイドを補給することが、乳児期のAD発症を抑制できるかどうかを検討するために、介⼊試験を含めたさらなる研究が必要であると考えている」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
- がん治療開発での臨床試験や患者・市民参画の特設サイトを開設 <日本対がん協会>
日本対がん協会は4月、がん治療開発における臨床試験や治験、患者・市民参画について、最新事情を動画と読み物でわかりやすく解説した特設サイト「みんなで創るがん医療」を公開した。近年、がん治療は新薬の登場などで大きく進歩しており、既存の薬や治療法との組み合わせを含めた、より有効な治療法を確立するため、臨床試験・治験の重要性が高まっている。こうした状況の下、同サイトは臨床試験・治験や「患者・市民参画」の大切さを考えるきっかけになることをめざし、立ち上げたという。テーマごとに専門家など7人が基本的なことから解説した動画や、がん医療開発で日本が置かれている状況についての読み物などを掲載している。
◎参考サイト:プレスリリース
◎参考サイト:みんなで創るがん医療
(公開日 : 2023年05月23日)