中村十念の考えるヒント十ヵ条
Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.45 人手不足社会を考えるヒント十ヶ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
1.日本は異次元の人手不足社会に突入しつつある。ある研究によると、このままいくと2040年には1,100万人の人手不足が生じるという。
2.特徴的なのは、「高齢者の高齢化」が進むということである。2040年には90歳以上の人口が500万人を超えるとされている。
3.「高齢者の高齢化」社会では医療や介護のような「社会的共通資本」に労働供給の制約が起こる。つまり人手の需要は大きいのに、供給が不足する。リクルートの研究では、2040年に医療・介護で150万人が不足するという。 間近にそのような時代が来るとして、職場ではどう備えれば良いのであろうか。
4.労働供給制約を緩和する方法は、需要と供給の面から2つある。 ひとつは労働供給を直接増加させることである。女性や外国人の労働力化は当然として、全体の定年の延長で労働力の供給強化を図る方法である。2040年ぐらい迄には、現在定着しつつある65歳定年を75歳に延長するプランだ。
5.定年を延長することにより、労働供給量が増加することに加え、国民全体の給与所得も増加する。そのことを通じて、税金や社会保険料等の社会保障財源も増加するという効果も見込める。社会全体の有効需要の増加にもつながる。 ・・・
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