2023年9月7日のヘッドライン

• 健康第一、換気・うがい・手洗いで。デジタル庁に早くもダメ出し。
  デジタル改革の司令塔「デジタル行財政革会議」首相直轄で新設。
  一方でマイナンバー総点検ゴタゴタ続く。
  デジタル庁は全体報告が11月までに間に合わない可能性にも言及。
  


• 2022年度の医療費は前年度比4.0％増の46兆円 ＜厚生労働省＞
  厚生労働省は9月1日、「医療費の動向」の速報値を発表、2022年度の医療費は46.0 兆円となり、前年度に比べて約1.8兆円・4.0％の増加となったことを明らかにした。診療種類別に見ると、入院18.1兆円（前年度比+2.9％）、入院外16.2 兆円（+6.3％）、歯科3.2兆円（+2.6％）、調剤7.9 兆円（+1.7％）となっている。医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸び率は2.0％。診療種類別にみると、入院▲1.1％、入院外 3.1％、歯科▲0.2％だった。１日当たり医療費の伸び率は2.0％。診療種類別にみると、入院4.0％、入院外3.1％、歯科2.8％、調剤▲2.6％となっている。同資料における医療費は、労災・全額自費等の費用を含まない「概算医療費」だが、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98％に相当している。
  ◎参考サイト：報道発表【PDF】
  


• 未就学児の親の6割超が「抗菌薬はウイルスに効く」と誤解 ＜国立国際医療研究センター＞
  国立国際医療研究センター病院・AMR臨床リファレンスセンターは8月28日、｢抗菌薬(抗⽣物質)に関する調査｣の結果を公表した。調査は6⽉に､全国の未就学児の親を対象に実施した。抗菌薬の効能に関する質問では、次に挙げる誤った答えをする回答者が数多く見られた（カッコ内は、複数回答での回答率）。抗菌薬･抗⽣物質はウイルスをやっつける（66.8％）／抗菌薬･抗⽣物質はかぜに効く（55.8％）／抗菌薬･抗⽣物質は治ったら早くやめる⽅がよい（53.4％）／抗菌薬･抗⽣物質をのむとかぜが早く治る（50.0％）／抗菌薬･抗⽣物質は喉の痛みに効果がある（49.6％）／抗菌薬･抗⽣物質は熱を下げる（45.2％）／抗菌薬･抗⽣物質をのめば⿐⽔が⽌まる（42.4％）。また、「家に抗菌薬をとっておいたことがある」と回答した人は41.4％で、うち64.3％が、「その抗菌薬を子どもに使ったことがある」と回答した。同センターでは、薬剤耐性(AMR)が起こる要因の⼀つに､抗菌薬の不適切な使⽤が挙げられているとし、抗菌薬を正しく使⽤するための第⼀歩として､⼦どもにのませる薬を正しく理解することが重要とコメントしている。
  ◎参考サイト：プレスリリース【PDF】