2023年9月15日のヘッドライン

• 健康第一、換気・うがい・手洗いで。健保組合 2022年度決算、全体では1,365億円の黒字。収入8兆6,058円、支出8兆4,693億円。
  高齢者医療への拠出金▲6.7%の大幅減が黒字の要因。コロナ禍による受診抑制に起因。
  組合別では6割の組合が黒字、4割が赤字。14日の健保連発表による。
  


• 2022年度の高額レセプト275件、8年連続で過去最高を更新 ＜健保連＞
  健康保険団体連合会は9月7日、2022年度の高額レセプト件数を公表した。2022年1月16日～2023年1月15日の間、1ヵ月の医療費が1,000万円以上のレセプト件数は、前年度比275件・18％増の1,792件で、8年連続して過去最多を更新した。健保連ではその要因として、高額医薬品の影響を指摘。月額医療費上位100件で見ると、脊髄性筋萎縮症の治療薬によるもの・9件（ゾルゲンスマ点滴静注）、白血病等のがん治療薬によるもの・79件（キムリア点滴静注63件、ブレヤンジ静注15件、イエスカルタ点滴静注1件）で、これらの医薬品の使用に係るものが88件を占める。上位100件を疾患別にみると、悪性腫瘍が79件で、対前年度30件増と大幅な伸びを示し、約8割を占めた。
  ◎参考サイト：令和４年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要【PDF】
  


• 心理的負荷による精神障害の認定基準を見直し ＜厚生労働省＞
  厚生労働省では「心理的負荷による精神障害の認定基準」を改正、９月１日付で都道府県労働局長宛てに通知した。業務による心理的負荷評価表に、「感染症等の病気や事故の危険性の高い業務に従事した」などを追加した。「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」において検討を行い、今年７月にとりまとめられた報告書を受けたもの。
  ◎参考サイト：報道発表資料