中村十念の考えるヒント十ヵ条
Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.50 働き方改革を考えるヒント十ヶ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
1.働き方改革とは耳に心地良いネーミングだが、その実は事業者に対する残業管理規制の強化である。2024年4月からは医師の働き方改革と称して、医療事業者への締め付けがきびしくなろうとしている。
2.少人数であることを理由に、小さいクリニックなどでは、就業規則のないところも多いと聞く。届出義務に関係なく、就業規則の作成は義務だと認識すべきである。
3. 仕事の発注の仕方も時間単位となる。「午前外来一式」のようなお任せ発注は避けるべきである。時間管理のためにタイムカードや出退勤簿等の整備も不可欠である。
4. 労働基準法第36条は、労働者に残業や休日労働をさせる場合には、従業員の代表や組合との協定が必要であることを定めている。この協定のことを法36条になぞって36(サブロク)協定という。残業のない職場は珍しいと思われるので、全ての事業者は36協定が必要となると思われる
5. 働き方改革では、残業代の未払いも厳しくチェックされることになる。特に名ばかり管理職への残業代の未払いなどは要注意である。 ・・・
Obeliskのeアカデミアコースでは、マネジメントを”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。ここではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非Obeliskのeアカデミアコースへご加入ください。 |
(公開日 : 2024年02月08日)