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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年2月13日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。子育て支援金、実質負担なしは欺瞞。
所属保険者に依るが正解。若い被保険者が多く保険財政良好保険者は、実質負担なしも有り得る。多くの保険者は、実質負担あり。
保険料として徴収する以上バラバラは避けられず、損得の不公平は必ず生じる。不公平なものを政府政策の財源とすること自体が大きなリスク。人は等しからざるを憂う。
- 枕が高いほど脳卒中を発症、「殿様枕症候群」を提唱<国循>
1月30日、国立循環器病研究センターは、脳神経内科の江頭柊平医師、田中智貴医長、猪原匡史部長らのグループが、脳卒中の原因の一つである特発性椎骨動脈解離は枕が高いほど発症割合も高く、またより固い枕では関連が顕著であることを立証したと発表した。2018年~2023年にかけて特発性椎骨動脈解離と診断された症例群と同時期に入院した対照群を設定し、発症時に使用していた枕の高さを調査した。高い枕の基準は外部専門家の意見から、12cm以上を高値、15cm以上は極端な高値と定義した。症例群と対照群、各53名を調査した結果、高い枕の使用は症例群が対照群より多く、特発性椎骨動脈解離の発症には関連が見られた。また、枕が高ければ高いほど、特発性椎骨動脈解離の発症割合が高いことも示唆された。研究グループではこの結果を踏まえ、殿様枕症候群(英語名:Shogun pillow syndrome)という新たな疾患概念を提唱している。
◎参考サイト:プレスリリース
- 認知症施策推進基本計画、今秋の策定めざして始動 <政府>
1月26日、認知症施策推進本部の初会合が開かれた。同本部では、1月1日に施行された「認知症基本法」で政府に求められている「認知症施策推進基本計画」を策定する。岸田首相を本部長とし、武見厚労相など関係閣僚が副本部長を務める。また同本部に意見具申する「認知症施策推進関係者会議」も併せて設置される。岸田首相が任命する20人以内の有識者で構成され、2月から活動を始める。今年の秋には、認知症施策推進基本計画の閣議決定を目指す。
◎参考サイト:内閣官房 認知症施策推進本部
(公開日 : 2024年02月13日)