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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年5月10日のヘッドライン
- 賃金情勢“危機的”。実質賃金2年間連続でマイナス。
名目賃金も力なく伸び率1%前後。インフレに対し、日銀無策。
GDPマイナス、一人当たり生産性も低下。膨れ上がるのは政府予算と国債残高。
ツケの始末は増税。こんな国には生まれたくない将来世代。
- 県立こども医療センターでの死亡事例で調査委を設置 <神奈川県>
神奈川県立病院機構は5月1日、記者会見を開き、県立こども医療センターに入院して手術を受けた10代の男性患者が、その後死亡する医療事故が起きたと発表した。患者は今年2月に緊急入院。翌日手術の方針とし、薬剤投与や人工呼吸器などによる管理を行っていたところ、術前に状態悪化。手術は予定どおり実施したが、術後17日目に死亡したという。今後、外部の専門家を加えた事故調査委員会を設置し、入院後から手術室入室までの間に、適切なかつ十分な治療が行われていたかなどについて、必要な調査を行うという。
◎参考サイト:記者発表資料【PDF】
- タスク・シフト/シェアで、NPの制度などを提言 <経済同友会>
経済同友会は4月25日、医療におけるタスク・シフト/シェアに関する提言を公表した。医師から看護師へのシフトについては、医療崩壊が始まっている地方の医療を支えるためには、医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができるナース・プラクティショナー(NP)の制度化を検討すべきとの考えを示した。薬剤師から看護師については、在宅医療で緊急時に看護師が初動対応する際、必要な薬剤が患者宅にない場合を想定し、訪問看護ステーションへの配置可能な薬剤の範囲を拡大し、少量の薬剤を自宅やステーションに準備しておくことを可能にするよう求めている。そのほか、薬剤師については一部調剤業務の外注によるポリファーマシー対策への注力、看護師と介護職とで、在宅酸素療法の開始・流量調整/胃ろうへの薬の注入などをシェアすることなどを挙げている。
◎参考サイト:規制改革による持続可能な医療提供体制と患者中心の医療の実現 ~タスク・シフト/シェアの推進と経営効率化~【PDF】
(公開日 : 2024年05月10日)