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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年5月28日のヘッドライン

  • 人生百年時代到来、定年70歳への延長の国民的議論を。
    ただし現行の再雇用制度のようなごまかし的定年延長ではなく、本気度の高い労働を促進する制度を。
    社会は極度の労働力不足。元気な60歳台活用が不足解消の第一歩。
    経済財政諮問会議でも同様の提言。

  • 2件の個人情報漏えい事案が発生 <近大病院>
    近畿大学病院は5月13日、産婦人科において2つの個人情報漏えい事案が発生したことを明らかにした。一つは今年2月、非常勤医師が研究のため院外に持ち出していた患者データ(氏名、患者ID、年齢、診療情報)が、医師個人のパソコンから漏えいした事案。この医師はデータ持ち出しに必要な申請を行わず無断で持ち出し、研究終了後も削除していなかった。現在、対象者2,003人に対し電話で事案の説明とお詫びを行うとともに、専用のコールセンターも設けている。また今後、コンサルティング会社に調査と原因分析、改善提案を依頼する予定という。もう1件は、胎児エコー動画を患者のUSBメモリに保存するサービスにおいて、提供する動画を取り違えたというもの。動画と併せて患者の氏名、患者ID、妊娠週数、胎児の身長・体重も漏えいした。対象者は155人。録画機器の操作ミスが原因とみられており、同院では動画提供サービスを廃止した。
    ◎参考サイト:重大なお知らせ

  • 女性医師による治療は男性医師によりも、死亡率や再入院率が低い <東京大・UCLA>
    東京大学は先ごろ、宮脇敦士特任講師とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の津川友介准教授らによる共同研究チームが、女性医師に治療された患者のほうが、男性医師に治療された患者よりも死亡率や再入院率が低い傾向にあること、女性医師の治療によるメリットは、女性患者の方が男性患者よりも大きいことを明らかにしたと発表した。米国の高齢者77万人以上の入院データの分析の結果、明らかとなった。米国でも日本と同様、女性医師は少数派だが、研究チームでは、「医師の男女比率のアンバランスが女性患者の健康に不利に働いていることを示しており、医療現場の女性医師の割合を増やすことで患者の予後が改善する可能性を示唆している」と、今回の結果を総括している。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

(公開日 : 2024年05月28日)
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