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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年6月5日のヘッドライン

  • シスメックスに独占禁止法法違反で公取立ち入り。
    シスメックスは大手医療機器メーカー、試薬製造もしており、試薬でのシェア全国2位。
    血液凝固測定装置と試薬の抱き合わせ販売の疑い。
    一件当たり前の販売方法にも見えるが、独占禁止法では「不正な取引方法」に当たる。医療機関は巻き込まれないよう要注意。

  • 「総合診療科」の標榜を求める <政府・規制改革推進会議>
    政府の規制改革推進会議は5月31日、規制改革推進に関する答申案をまとめた。医療分野については、「総合診療科」の標榜が盛り込まれた。その背景として答申案では、高齢化により増加している多様な問題を抱える患者には、一人の総合的な診療能力を有する医師による診察が適切な場合があること等を挙げた。そのほか、早朝・夜間や過疎地などの薬剤師不在店舗でも、有資格者が常駐する店舗からのデジタルによる管理・販売により、一般医薬品を入手可能とすること、在宅医療の円滑化のための駐車規制の緩和なども求めている。
    ◎参考サイト:第19回規制改革推進会議(内閣府)

  • 賃上げに向けた取組を徹底 <松本日医会長>
    日本医師会の松本吉郎会長は5月24日、2024年度診療報酬改定を踏まえた賃上げ等に関する、武見厚労相との意見交換会に日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本病院会の各会長と共に出席した。松本会長は、賃上げ促進に向けた日医の取り組みとして、オンラインセミナーの開催や、役員の講演などで新設された「ベースアップ評価料」やその他の加算措置、賃上げ促進税制の活用を促してきたことを説明。一方、医療機関からは「ベースアップ評価料」を算定するための手続きがわかりにくいといった声や、多くの質問が寄せられていることを報告し、「ベースアップ評価料(I)」の6月1日からの算定に係る届出の期限が6月21日へ延期する措置が講じられたこと(5月30日既報)に謝意を示した。また5月20日に長島常任理事が厚労省の「診療報酬オンラインセミナー」にて「賃金改善計画書」の作成方法の解説をしたほか、6月6日に厚労省と共同で開催する都道府県医師会社会保険担当理事連絡協議会にて、さらに踏み込んだ解説を行う意向を示した。
    ◎参考サイト:日医on-line

(公開日 : 2024年06月05日)
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