2024年6月11日のヘッドライン

• 5月の企業倒産、単月で1,000件超、年間で1万件超えの予測も。
  ゼロゼロ融資の返済が引き金になるケース多く。介護業は1～5月で過去最多の72件が倒産。年間で100件超えは確実。
  物価高と人手不足が影響。医療事業者も要注意。
  


• マイナ保険証利用促進動画の活用を関係団体に求める ＜厚労省＞
  厚生労働省は5月30日、マイナ保険証利用促進に向けた動画コンテンツの活用を求める事務連絡を、関係団体に発出した。動画はマイナ保険証に対する国民理解促進と、「健康保険証ではなくマイナ保険証を使うこと」が当たり前となるマインドチェンジを引き起こすことを目的に、健康保険組合連合会（健保連）が制作したもの。事務連絡では、健保連が立ち上げた動画ダウンロードサイトを紹介するとともに、医療機関・薬局、保険者、企業などに対し、公式HPや公式SNSへの掲載、医療機関・薬局等の窓口や待合室などにおけるデジタルサイネージ・動画配信として活用するよう求めている。
  ◎参考サイト：使ってイイナ！マイナ保険証 PR 動画ダウンロードサイトについて（周知依頼）【PDF】※日本病院会のサイト
  


• 「花粉の少ないスギ」を人口造林面積の5割から7割へ増やす ＜政府＞
  政府は5月24日、花粉の少ないスギ苗木への植え替えを明記した森林整備保全事業計画（2024～28年度）を閣議決定した。「国民の多様なニーズに応える森林への誘導」として掲げられたもので、スギ人工造林面積に占める花粉の少ない苗木植栽面積の割合を、2021年の50％から、2028年には70％に引き上げる。計画では「国民的な社会問題となっている花粉症を解決するため、花粉発生源となるスギ等の人工林の伐採・植替え等の加速化を図ることが必要である」としている。同時に、花粉の少ない苗木の安定供給体制を整備することも盛り込まれた。
  ◎参考サイト：「森林整備保全事業計画」の策定について