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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年6月12日のヘッドライン
- コレストロール値降下薬「ステチン」は1973年。
50年で生活習慣病治療薬の世界の主流に。
発見者の遠藤章さん 6月5日、90歳で死去。秋田県出身。
実用研究一筋の「無名の英雄」との評も。
- 経口抗菌薬の適正な発注/使用を要請 <厚労省>
厚生労働省は5月31日、供給不足となっている経口抗菌薬に関し、▼過剰な発注は厳に控え、当面の必要量のみ発注する▼細菌感染症等が疑われる患者へ限定した適正使用に努める▼薬局は処方された経口抗菌薬について、自店舗だけでは供給が困難であっても、系列店舗や地域における連携により調整する――の3点を医療機関・薬局に周知するよう求める事務連絡を都道府県等宛てに発出した。事務連絡では、経口セフェム系抗菌薬の増産を業者に依頼しているものの、安定的に供給されるには一定の期間を要すること、医薬品の配分は過去の流通・販売実績に応じて行われることが多いため、適正使用を遵守してきた医療機関ほど大きな影響を受けることなどを挙げ、周知の徹底を求めた。
◎参考サイト:経口抗菌薬の在庫逼迫に伴う協力依頼【PDF】
- ペイシェントハラスメント対策指針を策定 <新潟県病院局>
新潟県病院局はさきごろ、「新潟県病院局ペイシェントハラスメント対策指針」を策定・公表した。国によるカスタマーハラスメント対策の推進や、県立病院において患者・家族等からの著しい迷惑行為の事例があったこと等を踏まえ策定されたもので、対策の目的として「病院職員の業務負担や精神的負担の軽減」「診療すべき患者への対応に注力し、限られた医療資源の中で一人でも多くの患者へ医療サービスを提供すること」を挙げている。指針は、ペイシェントハラスメント対策についての基本的方針、対応例等を示したものであり、各病院でこれを基本としながら、独自に対策マニュアルの策定や院内の体制を図るとしている。「組織的に対応する」「毅然と対応する」「警察への相談・通報をためらわない」を対策の3本柱として位置づけ、ペイシェントハラスメントを9種類の分類、それぞれの対応例を記載した。
◎参考サイト:「新潟県病院局ペイシェントハラスメント対策指針」を策定しました
(公開日 : 2024年06月12日)