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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年6月13日のヘッドライン
- 知っていますかALS。日本語名は筋萎縮性側索硬化症という神経の病気。
厚労省指定の難病。国内患者数1万人。
京大チームが「iPS創薬システム」を使い、治療薬発見に挑戦中。
候補役は白血病役の「ボスイニブ」第二段階までの治験結果は50%の患者に効果。
最終治験の開始を京大井上治久教授が発表。
- 出産費用の保険適用について「丁寧に議論進める」 <武見厚労相>
武見厚労相は6月7日の閣議後記者会見で、出産費用の保険適用について「丁寧に議論を進めていく」考えを示した。武見氏は、厚労省とこども家庭庁が共同で設置する検討会の開催時期や構成員について最終調整に入っており、医療関係者や医療保険者等に加え、妊産婦の声を伝える識者も含め関係者を含める方向であること、明らかにした。そしてこれら識者の意見をよく踏まえながら、丁寧に議論を進めていきたいと述べた。また検討会では、出産時だけでなく産前産後も含めた支援等のさらなる強化の方向性も議論していくことを明らかにした。
◎参考サイト:武見大臣会見概要
- 自然増減数・率が17年連続で減少・低下 <厚労省・人口動態統計>
厚生労働省は6月5日、2023年の人口動態統計(概数)を公表した。それによると、同年の出生数は72万7,277人で前年より4万3,482 人減少、出生率(人口千対)は6.0で、前年の6.3より低下した。合計特殊出生率も1.20で、前年の1.26より低下した。一方、死亡数は157万5,936人で、前年より6,886人増加し、死亡率(人口千対)も13.0と、前年の12.9 より上昇した。死因別を多い順に見ると、悪性新生物(全死亡者に占める割合は24.3%)、心疾患(高血圧性を除く)(同14.7%)、老衰(同12.1%)となっている。悪性新生物は1981年に死因の第1位となって以降、一貫して死亡率が上昇している。出生数と死亡数の差である自然増減数は△84万8,659人、自然増減率(人口千対)は△7.0 で、数・率とも17年連続で減少・低下している。
◎参考サイト:令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況
(公開日 : 2024年06月13日)