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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年6月28日のヘッドライン

  • 河野デジタル相、マイナ保険証に執念。
    お金の次は「肩書き」で。薬剤師1万人を「デジタル推進委員」に任命、声掛け煽る三段。しかし薬局後発品不足でそれどころではなく。
    一方で自民党総裁選出馬意向表明。マイナ保健証失敗できぬとの認識か。

  • 学校医による下腹部診察、医学的妥当性あるが、事前の説明は必要<日医渡邉常任理事>
    日本医師会の渡辺弘司常任理事は6月19日の記者会見で、小学校の健康診断において、学校医が児童生徒の二次性徴に関する診察として下腹部の診察を行ったという件について考えを述べた。渡辺常任理事は、「児童生徒等の健康診断マニュアル」に、健診時に注意すべき疾病・異常として思春期早発症に言及があることを説明。当該医師は小児内分泌の専門医であり診察を行ったことの医学的な妥当性はあるものの、一般的な学校健診では児童生徒全例に二次性徴の診察を実施することは想定されていないことから、保護者への事前説明や、学校管理者と学校医の連携・共通認識と共通理解が必要であったとの見方を示した。
    ◎参考サイト:日医on-line

  • 蚊の吸血停止シグナルを発見、期待される感染症対策への応用 <理化学研究所>
    理化学研究所は6月21日、生命機能科学研究センターの佐久間知佐子上級研究員と東京慈恵会医大の嘉糠洋陸教授らの共同研究グループが、ネッタイシマカの吸血を停止させるメカニズムを発見したと発表した。宿主の皮膚に止まって血を吸い始めた蚊は、血中に存在する吸血促進シグナルを受容することで吸血を継続させ、満腹になる(腹部が膨満する)前に吸血を停止し宿主から離れるが、吸血を停止させるシグナルはよくわかっていなかった。共同研究グループは、宿主の血液が凝固するときに産生される「フィブリノペプチドA」が、吸血の進行に伴ってネッタイシマカの体内で蓄積され、吸血促進シグナルよりも優位に作用して吸血を停止させることを見出した。理研では、「本研究成果によって、ウイルスなどの病原体を媒介する蚊の根源的な行動である吸血の仕組みの理解や、人為的に吸血を阻害する手法の開発など新たな感染症対策への応用が期待される」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2024年06月28日)
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